なついろの雫


なついろ7

暫くぶりのブログアップです。

先日、日本橋の高島屋で開催されていました
”なついろの雫”展に出掛けてきました。

いつもお世話になっている高橋朋子さん、
一年ぶりにお会いする宮良耕史郎さん、
初めてお目にかかる岩崎恭子さんの3人展です。

益々煌めき度が増している様な高橋朋子さんの作品。
なついろ8
金、銀を丁寧にそして贅沢にあしらい美しい文様を表現しています。
以前にも増して文様は密になっていて、魅了されてしまいます。

なついろ10
ボンボニエールもきらり、きらり。
マットな質感の物とはまた違った華やかさが感じられます。

なついろ5
こちらは、岩崎恭子さんのガラスの作品。
ぷっくりとした形のちょっと美味しそうな色目のガラスのブローチ。
帯留めとしても使えそうです。
なついろ9
切子で模様があしらわれたネックレス。
ガラス素材ですがシーズンレスで使えそうなアクセサリーです。

なついろ2
沖縄、久米島で制作をされている宮良耕史郎さんの作品。
普段あまり目にする事のない沖縄の木材を使用して、
作品を作っていらっしゃいます。

なついろ3
小さな茶さじは、色も形も様々。
葉っぱみたいだったり、きのこみたいだったり…。
一点ずつ楽しく制作されていらっしゃるのが感じられます。

昨年拝見してから同じ場所での展示が一年ぶり。
作品が進化して、変化しているのが感じられます。
こんな風に変容していく様を見ていけるのも楽しいなと思います。

こちらの展覧会は、今日までです。
お時間ある方は、是非! 
素敵な作品に出会えるはずです。



Thème : 行ってきました☆
Genre : Blog

煌めくガラス...

先日、いつもお世話になっている
ガラス作家の橋村大作さんの展覧会に行ってきました。

既に終わってしまったのですが…、
今回は恵比須三越のクロスイーのスペースです。

この展覧会は、
〝クラシカル〟というタイトル。
以前より制作されていらっしゃる物を
今一度振り返り、そして掘り下げて展開するという
作業を行われたそうです。

落ち着いた色や手になじむ触感。
ほっとする様な安心感と何故かノスタルジックな気分になる感じ。
いつも丁寧にお話しをして下さる
橋村さんの人柄が表れている様に思います。

小さな窓の様に中がのぞける手に乗るサイズの小さな花器。
お花をいれなくても様になります。
蓋が付いている物は、金平糖入れ。
お茶の道具として振出として使えます。
橋村大作4

綺麗なフォルムと上品な色合いの酒器。
きっと注がれたお酒は美味しいに違いありません!
橋村5

春らしく綺麗な色目が揃った酒器。
季節柄、少し色を意識して制作されたそうです。
一つ一つ色の出方、箔の入り方も違い、
どれか一つを選ぶのが難しい…。
橋村大作2

橋村さんは、生活の中に馴染むオブジェ作品も制作されています。
キラキラした箔に覆われたガラスの中に
鮮やかなブルーとイエローが閉じ込めれたペーパーウェイト。
一目ぼれしてしまい、家に連れ帰る事に。
美しい色を目にすると仕事もはかどる様な気が…!?
橋村大作1

橋村大作さんの作品は、
L'essentiel Onlineでも取扱いしています。
是非、ご覧になってみて下さい!
⇒L'essentiel Online

陶のオブジェとカラフルな器

時間を見て、色んな展覧会に足を運ぶ様にしています。

今日も先日行った富田啓之さんの展覧会について、レポしてみます。

神楽坂にあるギャラリー〝えすぱすミラボウさん〟で開催されている展覧会。
広さのあるスペースに、オブジェを得意としている富田さんの作品が並んでいます。

富田啓之4
かなり大きな立体の作品。
古代遺跡の一片の様な、柱の一部の様な...。
想像を掻き立てられる作品です。

富田啓之3
壁面を大きく飾る陶板の作品。
赤と黒の2色に色付けられた抽象的な作品です。

立体作品の面白いのは、想像できる幅が大きいところ。
作者の表現域と鑑賞者の想像域に大きなスペースがあって、
その中で様々な思いをめぐらせる事できる気がします。

用途を兼ね備えている作品もありますが、
手にした人がより自分なりの楽しみ方を見つけられる、
見ていて楽しい時間です。

富田啓之5
今回クラック(ヒビ)の形や表情も表現してみたかったとの事。
中に入れた鏡にもクラックが入っています。
作家さんからそんな話を聞くと、
フレームと鏡のクラックの形もじっくり見たくなります。

富田啓之6
器として使える作品も作られている富田さん。
器らしからぬとてもカラフルな色目に
金と銀とのアクセントが何とも楽しい。

富田啓之7
真ん中のくぼんだ部分に手が自然に沿うカップ。
飲み物も良いけど、少し面白い植物を入れてみたいなと思ってしまいました。


12日まで開催されている東京の展示が終わると
2/17(月)~3/1(土)まで
大阪のアートサロン山木さんで展覧会が開催されるそうです。



竹で作られた茶室にて

銀座の一穂堂ギャラリーの店内に突然現れる
竹でできた茶室
インテリアデザイナーの内田繁さんの作品です。

1/30~2/8(土)まで開催されている
〝利休を想う〟展に合わせて、
12年前のミラノサローネで紹介された現代茶室
一回りしてお目見えです。

数分で組み立てる事ができて、
移動もできるというもの。
いつでもどこでもお茶を楽しめる空間が作れるという考えに基づいて
デザインされたものだそうです。

一穂堂2
編まれた竹で作られた空間に中に入ると
何とも不思議な感覚。
外の空気を感じながらも仕切られた空間には、
違う時間が流れている様。
野外だときっと風を肌で感じ、
外の風景をそっと垣間見る事が出来るんだろうと
想像してしまいました。

一穂堂1
立礼のテーブルも内田氏の手によるもの。
そして、伊藤慶二さん、黒田泰三さん、金子透さんの作品が
茶道具として並びます。

一穂堂6
黒田泰三さんの水差し、建水。
洗練された美しいシルエットと滑らかな白の器肌。
鋭さと柔らかさが交差する作品です。

一穂堂5
金属の作品は金子透さんの物。
何だか水玉模様みたいに見える金属の茶入です。
一見した時、なんの素材だろう?と思ってしまった様に
不思議な色合いが表現されていました。

一穂堂4
伊藤慶二さんの陶の作品。
少し愛嬌を感じる形、質感。
静かなのに何かを秘めている雰囲気を持つ作品は、
伊藤さんならではと思ってしまいます。

素晴らしい設えと作品に満ちた展覧会です。

展覧会に行っていきました。

21日から26日まで表参道の桃林堂で開催されていました
グループ展に出掛けてきました。

明星大学陶芸室の同窓生と先生の4人からなる展覧会です。
昨秋のお食事イベントでお世話になった
藤原裕二さんが参加されていました。

4人4様、素材もアプローチも全く違うスタイル。
グループ展に行くと改めてその人の制作に対する考えや思い、
そして個性を感じる事ができます。

こちらは、藤原裕二さんの作品。
土味と木の灰を混ぜて作る釉薬との組み合わせが何とも言えません。
穴窯で焼成する事により、
一つ一つの作品に自然の力が宿ります。
藤原裕二 桃林堂1

丸島壮太郎さんの作品。
天目を得意とされていらっしゃいますが、
こちらは辰砂を使ったもの。
ほっと心温まる様な優しい赤い色が広がります。
丸島壮太郎 桃林堂3

繊細な野葡萄も模様が描かれて磁器作品は、
小野道佳さんの手によるもの。
細い筆で丹念に描かれた植物や鳥のモチーフ。
見ていると楽しくなってきます。
小野道佳 桃林堂4

お急須、ポットを得意とされている
鈴木寿一さんの作品。
手にした瞬間に、
使う事を一番に考えて作っていらっしゃるのを感じられる作品です。
鈴木寿一 桃林堂2

使うシーンが感じられる作品にあふれた展覧会でした。
色々お話を聞かせて下さった皆様、ありがとうございました。


藤原裕二さんの作品は、
L'essentiel Online でもご紹介しています。
是非、こちらでもご覧になってみて下さい。

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