陶のオブジェとカラフルな器

時間を見て、色んな展覧会に足を運ぶ様にしています。

今日も先日行った富田啓之さんの展覧会について、レポしてみます。

神楽坂にあるギャラリー〝えすぱすミラボウさん〟で開催されている展覧会。
広さのあるスペースに、オブジェを得意としている富田さんの作品が並んでいます。

富田啓之4
かなり大きな立体の作品。
古代遺跡の一片の様な、柱の一部の様な...。
想像を掻き立てられる作品です。

富田啓之3
壁面を大きく飾る陶板の作品。
赤と黒の2色に色付けられた抽象的な作品です。

立体作品の面白いのは、想像できる幅が大きいところ。
作者の表現域と鑑賞者の想像域に大きなスペースがあって、
その中で様々な思いをめぐらせる事できる気がします。

用途を兼ね備えている作品もありますが、
手にした人がより自分なりの楽しみ方を見つけられる、
見ていて楽しい時間です。

富田啓之5
今回クラック(ヒビ)の形や表情も表現してみたかったとの事。
中に入れた鏡にもクラックが入っています。
作家さんからそんな話を聞くと、
フレームと鏡のクラックの形もじっくり見たくなります。

富田啓之6
器として使える作品も作られている富田さん。
器らしからぬとてもカラフルな色目に
金と銀とのアクセントが何とも楽しい。

富田啓之7
真ん中のくぼんだ部分に手が自然に沿うカップ。
飲み物も良いけど、少し面白い植物を入れてみたいなと思ってしまいました。


12日まで開催されている東京の展示が終わると
2/17(月)~3/1(土)まで
大阪のアートサロン山木さんで展覧会が開催されるそうです。



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