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"はなうつわ"足利の古民家での展示会 その2

昨日のブログから続きです。

こちらの古民家は、数年前まで住居として使われていたそうです。
昭和初期に建てられた、着物の糸問屋のお宅だったそうで、
玄関の横には、シャンデリアが下がる洋風のサロンがあり、
一階の大きな部屋には、壁に大きな金庫の様の物が設置されていて、
賑わっていた商家の様子が感じられます。

はなうつわ 8
大きなうねりが描かれた壺は、山本順子さんの作品です。
その器にダイナミックに活けられた枝物と花。
紫色の可憐なシモツケの花は、この場所にぴったりの花です。
装花は、塚越応駿さんによるものです。

はなうつわ 3
力強い枝ぶりに共鳴するような古色感じる器。
開きだした真っ白な芍薬から、華やかな香りが漂ってきます。
枯れた色合いとのコントラストがとても美しい。

階段を上がると大きな窓がある畳の部屋があり、
気持ち良い風が吹きぬけていきます。
こちらにもたくさんの器と花が飾られています。

ひょろりとした植物の様な形の器。
小さな口から枝が伸び、天井にまで届く勢いで
絡まりあって伸びています。
はなうつわ 7

グリーンのグラデーションが美しい大きな花束。
小さなぺんぺん草が合わせられています。
洋花のブーケの様な雰囲気に落ち着いた色合の器がマッチしています。
子供時代に草摘みをしたのを思い出す、懐かしさを感じる作品でした。
はなうつわ 6


そして、もう一つの古民家。

少し前まで人が住んでいたようですが、
取り壊れてしまう事になるのでしょうか。
人が住んでいた記憶があちらこちらにあるのに、
なんだかその灯も消えてしまいそうな...。
この場所は、富田啓之さんの器と上野雄二さんの装花によるものです。

はなうつわ 10
玄関に置かれた作品。
欠けてしまったのか、朽ちてしまったのか...。
そこから覗くへびイチゴの枝。

はなうつわ 12
薄い光しか感じない場所には、
忘れてしまった様に置かれている花器と一本の花。
幻影の様な空間です。

はなうつわ 13
部屋の中、天井に這わせた枝。
植物に浸食された空間に、人の気配は消えていきそうです。

はなうつわ 15
奥の部屋には、
何かに抗う様な、むき出しの力を見せられた様な。
大きなエネルギーを感じる大きな作品です。

はなうつわ 14
出口近くの日の光を感じるスペースには、
白のクレマチスがまぶしい
丸みを帯びた温かさを感じる作品が。

建物全体を使ったインスタレーションは、
器、花という切り離したものではなく、
空間すべてを使ってメッセージを伝えるものになっていました。


写真に撮り切れていない作品がたくさんあり、
本当に見どころ満載。
空間を存分に使った器と花のコラボレーション、
更に街とのコラボレーション。
様々な要素が組み合わさった展示でした。
今回、初めての試みとの事でしたが、
また回を重ねていって欲しいなと思いました。


時間が余ったら訪ねる予定だった鑁阿寺は、
お濠前にある橋を撮影するだけになってしまいましたが、
充実の一日でした。
はなうつわ 2



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